「神の家」 la maison diew

図書館から、中世ヨーロッパの暮らしに関する本を借りて読んでいました。図版がいっぱいで楽しめましたが、内容はあまり印象に残らず、、、 でも、ひとつ目を見開いて読んだ記述があったので、書き留めておきます。


ヨーロッパ中世では富裕層による莫大な寄進を元に、平民や貧民のための施療院が作られていました。こうした施療院は、たいていキリスト教の聖人の名前を冠しており、フランス語では、l'hotel diev(ロテル・デュー)と呼ばれました。


マルセイユ・タロットの16番は、la maison diew(ラ・メゾン・デュー)、どちらも訳は、「神の家」ですね。


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それだけなら何ということもない話なのですが、施療院の恩恵を受けることができた平民や貧民たちは、その御礼として、あるものを捧げていたのです。


それは、施療院に莫大な寄進をしてくれる王族、貴族、豪商などが死後、地獄に落ちることなく天国に昇天できるように、と、いう「祈り」だったとのことです。施療院は、当時の社会において実質的に大変良く運営され、機能するだけでなく、精神生活の面においても重要視されていた施設だったと言えるでしょう。「祈り」というもののパワーが確信されていた時代であったことも伺えます。


「祈り」の効用について考えていた時に読んだためか、とても興味深く思えました。


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by westofthemoon | 2016-04-28 10:38 | 今日もタロット

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